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2026年ゴールデンウィーク 春の湯河原

旅行記


ゴールデンウィークに湯河原を訪れました。熱海や箱根のような人気観光地と比べると、観光客が多すぎることもなく、どこかオーバーツーリズム以前の温泉地を思わせるような穏やかな雰囲気が広がっていました。今回は温泉でのんびり過ごすことが目的だったため、ゆったりとした時間を楽しむのにぴったりの場所でした。

旅程

行きは品川駅からJR特急踊り子で湯河原駅へ。帰りは小田原でランチとお買い物を楽しんだ後、小田急ロマンスカーで新宿駅まで戻りました。

どちらも乗車時間は1時間10分ほど。おしゃべりしながらお弁当をいただいていると、あっという間に到着してしまいます。

東京から気軽に訪れることができるのも、湯河原の大きな魅力ですね。

万葉公園

12時頃に湯河原へ到着し、そのままタクシーで万葉公園へ向かいました。

まずは万葉公園 湯河原惣湯 玄関テラスのコインロッカーに荷物を預け、身軽になって園内を散策しました。川沿いには遊歩道が整備されており、フラットシューズなどの歩きやすい靴であれば、無理なく楽しめそうです。

園内にはところどころにベンチが設置されており、手入れも行き届いていました。新緑に囲まれながら川のせせらぎを聞いていると、時間を忘れてゆったりと過ごせます。

玄関テラスのカフェで飲み物を購入し、テラスでくつろいでいる方も多く見られました。自然の中で思い思いの時間を過ごせる、とても気持ちの良い公園です。

茶室 万葉亭

散策の後は、茶室 万葉亭でお抹茶をいただきました。

一碗ずつ丁寧に点てられたお抹茶と、上品なお茶菓子を楽しめます。お茶菓子は小梅堂の最中でした。甘さ控えめのあんがとても美味しく、お抹茶との相性もぴったりです。

これで一人600円と、とても良心的なお値段でした。静かな茶室でいただくお抹茶は、散策の後のひと休みにぴったりでした。

湯河原温泉 藤田屋

今回宿泊したのは、藤田屋。明治15年創業の老舗旅館で、建物は国の登録有形文化財に指定されています。
お茶請けは小梅堂のわらび餅。これがもう本当に美味しくて、帰りに買って帰りたかったのですが、あいにくお店がお休みで叶わず、とても残念でした。

お部屋

私たちが宿泊したのは、本館2階のお部屋。東郷平八郎(日露戦争で活躍した海軍軍人)
が常宿として利用し、いつも宿泊していたお部屋
だそうです。
お部屋は昭和初期に造られたもので、欄間や障子には繊細な細工が施され、天井には神代杉が使われています。現在ではこのような贅沢な造りの部屋を新たに作ることは難しいと伺いました。

歴史ある建物でありながら、館内は隅々まで丁寧に手入れされており、古さを感じさせません。長い年月を経てもなお美しく保たれていることに、宿の方々の大変な努力とお客様への細やかな心配りを感じました。

お食事

お食事は、夕食・朝食ともに別室でいただきました。案内されたのは、藤田屋の中でも国登録有形文化財となっている、大正時代に建てられた趣あるお部屋です。

いわゆる旅館らしい華やかさを前面に出したお料理ではありませんが、どのお料理も一品一品がとても丁寧に作られており、上品でしみじみと美味しいものばかりでした。私たちにとっては、まさに理想的なお食事でした。中でも山芋のすり流しは絶品で、特に印象に残っています。

朝食も同じお部屋でいただきました。こちらも丁寧に仕立てられたお料理が並びます。

焼きたての鯵はふっくらとしており、あさりがたっぷり入ったお味噌汁は、貝の旨みが溶け込んだお出汁が本当に見事でした。これをいただくために、また訪れたいと思うほどの美味しさでした。

お風呂

藤田屋のお風呂は、露天風呂と内湯があり、男女交代制で利用できます。
私たちが宿泊した日は、女性は18時30分まで露天風呂、18時30分以降は内湯の利用となっていました。時間帯によって利用できるお風呂が変わるため、早めに確認しておくと安心です。

貸切風呂は2つあり、ひとつは檜風呂、もうひとつは岩風呂です。到着後すぐにフロントへ電話して予約しました。個人的には、貸切風呂の方が心なしか湯の成分が濃いように感じられ、とろみのあるやわらかな湯ざわりが印象的でした。
源泉を所有しているお宿ならではの、贅沢なお湯をゆっくり楽しむことができます。

露天風呂と内湯の利用時間は22時まで。22時以降は、貸切風呂が空いていれば自由に利用できるとのことでした。

久しぶりの家族揃っての旅行。ゆっくり話をすることもできて、とてもいい時間を過ごすことができました。
いつも伊豆方面へは車で出かけているので、電車で行くのは今回が初めて。思っていた以上に便利で快適だったので、次からも電車でいいかも、と思える旅になりました。

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