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マイルで行くスペイン 2024年9月|ボケリア市場〜ピカソ美術館(Ⅱ)

スペイン2024年9月

前夜の到着が遅かったので、この日はゆっくりスタート。
タクシーで向かったボケリア市場では、思いがけず絶品の生ハムに出会いました。
その後は旧市街を歩き、チュロスでひと休み。
バルセロナ大聖堂の屋上から街並みを眺め、午後はピカソ美術館へ。

アートに浸ったあとは、次の目的地――サグラダ・ファミリアへ。
(※サグラダ・ファミリアの訪問記は次の記事でご紹介します。)

ボケリア市場(Mercado de la Boquería / Mercat de la Boqueria)

バルセロナの中心、ランブラス通りにある「ボケリア市場」は、19世紀に開かれた歴史ある市場。
市場の中には、新鮮な果物ジュースやフルーツカップ、チーズ、オリーブ、魚介類、生ハムなど、スペインの味覚がぎっしり。
見て歩くだけでも楽しいスポットです。

立ち寄った生ハム屋さんが驚くほど美味しく、後にスペイン各地で食べたどの生ハムよりも印象的でした。お店の人が「日本人大好き!」と陽気に話しかけてくれて、ちょっと調子いいな😆と思いながらも、ついこちらも笑顔に。いくつか並ぶ生ハムの中から中くらいの価格のものを選んだのですが、これが本当に絶品!家族も「もう一度食べたい!」と今でも話すほどの忘れられない味でした。

グランハ・ドゥルシネア (Granja Dulcinea)

細い石畳の通り「Carrer de Petritxol(ペトリチョル通り)」。ここは“チョコラテリア通り”とも呼ばれるほど、チュロスとホットチョコレートのお店が並ぶ通りです。その中で選んだのは創業1941年Granja Dulcinea(グランハ・ドゥルシネア)

揚げたてのチュロスを濃厚なホットチョコレートに浸していただきます。甘すぎないチョコレートが絶妙なバランスで美味しかったです。

バルセロナ大聖堂 (Barcelona Cathedral)

ゴシック地区の中心にそびえる バルセロナ大聖堂(Cathedral of the Holy Cross and Saint Eulalia)

重厚なゴシック様式のファサードが美しく、静かで荘厳な雰囲気。

奥の回廊では白いガチョウたちがのんびり歩いていて、少し不思議でかわいらしい光景も見られます。

そしておすすめなのが屋上。エレベーターで上がると、バルセロナの街並みがぐるりと見渡せる絶景スポットです。

サグラダ・ファミリアや海の方向まで見え、風が心地よくてしばらく眺めていました。

ピカソ美術館 (Picasso Museum Barcelona)

ピカソ美術館のあるモンカーダ通り

スペイン宮廷画家 ベラスケス が描いた《ラス・メニーナス(侍女たち)》マドリード プラド美術館 所蔵

王女や侍女、そして画家本人まで登場する、不思議で奥行きのある名画です。

右は、ピカソその絵を自分の感性で描き直した作品
形や色を大胆に変えながらも、原作の雰囲気をしっかり残しています。
「同じ場面を違う時代の目・感性で見たら、こうなるのか」と感じるような一枚です。

ベラスケスのラス・メニーナスをもとに、ピカソなりの解釈で描き直した 58点 におよぶ連作がまとめて展示されています。

ピカソ美術館では「青の時代」の作品も印象的でした。

どの絵も青一色の世界で、静かで少し切ない雰囲気。

右の眠るような人物の肖像《La mort de Casagemas(カサヘマスの死)》
亡くなった友人を描いたとされています。

静かな青の中に深い悲しみが漂い、「青の時代」の幕開けを象徴する一枚です。

ピカソの余韻を感じながら、次に向かったのは…バルセロナを象徴するサクラダファミリアです。

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