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旅の持ち物 “結論リスト” | 機内グッズ編

旅行準備・トラベルグッズ

長距離フライトは“ただ座っているだけ”なのに、想像以上に体力を消耗します。
機内でいかに疲れを溜めずにいられるかが、旅行のスタートを左右するポイントだと実感しています。

ネット上には「機内快適グッズ」の情報がたくさんありますが、実際に使ってみると“必要だったもの”と“持って行ったけど使わなかったもの”の差がはっきり分かれました。この記事では、私が実際に試して感じたリアルな使用感を、必要/不要の両方の視点でまとめていきます。

フットレスト

長時間フライトで一番つらいのは、“足をずっと下ろしたまま”になること。
降りる頃には靴がきつく感じるほどむくんだり、足の付け根が重だるくなるあの感覚、なんとかしたいと今までいくつかアイテムを試してきました。

エアーフットレスト

エアークッション式のフットレストは、前の席とのスペースに置いて足を少し浮かせられるアイテムで、“半分三角座り”のような姿勢がとれるため、むくみ対策には効果的でした。その一方で、使える座席が限られる・席を立ちづらい・最大まで膨らませると機内食時に窮屈になる・周囲の視線が少し気になるなどのデメリットもあります。なので、2段目くらいまでにして使いました。

実際、このタイプのアイテム自体を知らない人も多く(特に海外の方)、何をしているのかと怪訝そうな視線を感じたこともありました。


収納袋が付いていて、それ自体が底面のカバーになるので、使うときに汚れを気にせずに置けるのが便利でした。
よくある「カバー部分をポンプ代わりにして膨らませるタイプ」は機内の狭いスペースでは難しそうだと感じたのですが、これは側面にポンプが付いているので目立たず空気を入れられるのが選んだ理由のひとつです。

ANA JALともに窓際席、中央の真ん中席なら使用可。(2025年時点)
海外の航空会社の中には全席使用不可のところもあるので、事前に確認した上で持っていく方が安心です。

ヨック足まくら

非常口前の席の時は、前方に座席がないためフットレストが使えません。
スペースがあるので足を伸ばせますが、それでも長時間だとダルくなってきます。
このクッションは高さはないものの、足を乗せることができるのでとてもラクです。
長距離列車の時もとても役立ちました。コンパクトなので大袈裟にならず使えるのもメリット。

機内で使っているとちょっと滑る感じで安定しないので、100均で売っている滑り止めシートを敷いていました。(大きいものをカットしてその都度使い捨て)カバーも洗えるし衛生的にも気持ちよく使えました。


非常口前の席では安全上、床に物を置くことが基本的に禁止されています。
サイズが小さいため大目に見ていただけたことが多かったですが、一度だけ使用を止められたこともあります。
→ 非常口前席で使う場合は、“使えたらラッキー”くらいの気持ちで。

吊り下げ式フットレスト

一時期よく話題になっていた、テーブルに引っ掛けて使う吊り下げ式のフットレストも検討しましたが、荷重の影響で前の席の方に迷惑がかかりそうなので、購入には至りませんでした現在は使用禁止としている航空会社も多ようですね。

腰当て

飛行機の座席は背もたれと腰の間に微妙なすき間があり、長時間座っているとそこが腰痛の原因になります。腰が浮いたような感覚で、じわじわと痛みや張りが出やすいです。
そこで試したのが、このH字型のエアークッション
背中とシートの間に挟むだけで腰が支えられる位置に収まり、思った以上にラクでした。


機内備え付けの枕を使わない場合(ネックピローを使う時など)は、腰当てクッションの代わりとして腰に挟むだけでもすき間が埋まってラクです。

クッション

FLIGHT SEAT

飛行機の座席に敷いて使うタイプのクッションです。
下の盛り上がり部分が太ももを軽く持ち上げるので足が疲れにくいです。実際、このクッションじゃなくても、太ももの下に何かを敷くだけでも脚の疲れはかなり変わると思うのですが、ちょうどいいのがないんですよね。

デメリットはクッションにしては大きいので、セットするまで少し面倒なところ。

このように太ももの裏が少し前に伸びる感じ。これがラクなんです。
クッションで代用できないか試行錯誤しましたが、やっぱりこれがよかったです。


ヨックション

長時間フライト、だんだんお尻が痛くなってきますよね。特に座面が固いLCCや欧州系航空会社は顕著で、途中から「座り直し → 体重移動」の繰り返し…。
「何かないか…」と探している時に見つけたのがこのヨックッション
真ん中が沈みつつ両サイドが支える構造なので、お尻が痛くないから変な姿勢にならず、結果的に足もラクでした。
空気を入れるタイプなので好みの高さに調整でき、使わない時は小さく畳めるのも旅行向きです。
ANAやJALなどのフラッグキャリアの時はシートの座り心地も悪くないので、あえて持っていくかは迷うところ。


プラハ〜チェスキークルムロフ間やグラナダ〜ネルハへの長距離バス移動で使ってみたのですが、正直、飛行機の時よりも「持ってきてよかった!」と思えたアイテムでした。空気式なので、サイドを少し折り曲げてバスのシート幅にフィットさせられるのも便利で、狭い車内でもストレスなく使えました。

フライトソックス

狭い機内で長時間同じ姿勢が続くと血流が滞り、むくみや脚の重だるさにつながります。そこで役立つのが着圧ソックス・レギンス。ふくらはぎに適度な圧を与えてポンプ作用をサポートし、機内のむくみ対策に効果的です。

ドクターショール フライトソックス

これは私の旅行荷物の中で絶対に外せない機内アイテム。着圧ソックスは毎回必ず持って行きます。つま先まで覆われるので冷えにくく、「締め付けすぎないのに効果はしっかり」という絶妙な着圧感が本当に快適。長時間のフライトでも脚のだるさが全然違います。


メディキュット

メディキュットも使っていました。メディキュット メディカル リンパケアもありますが、長時間履きっぱなしなので寝ながらメディキュットの方を使っていました。太ももまであるものもありますが、私は機内で履き替えやすい膝下タイプです。


ウルトラライトガウン

機内は寒いことが多いのでウルトラライトダウンは必需品です。
現地が寒かった時や冷房対策にも使えるので機内持ち込みバッグには必ず入っています。

スリッパ

海外のホテルには基本スリッパが置かれていないので、私はいつも機内用とホテル用を兼ねてスリッパを持参しています。
よくある折りたたみスリッパは衛生面が気になります。機内の床って想像以上に汚れているので、たたむときに触れるのもちょっと嫌なんですよね…。かといって使い捨てタイプは耐久性が弱い。
過去にはクロックスを持って行ったこともありました。シャワーブースが水浸しになったときには役立ったのですが、嵩張るのが惜しいところ。

いろいろ試してきた中で、ここ数回の旅行で愛用しているのが100均で見つけたジュート素材のスリッパ(約300円)。とにかく軽くて、靴底もサッと拭けるので機内でもホテルでも気兼ねなく使え、中合わせにしてシャワーキャップで包むと意外とコンパクトです。
最近のお気に入りです。

まとめ

機内での快適度を大きく左右する、いつも必ず持っていく定番アイテムはこの4つです。

  • ネックピロー
  • 着圧ソックス(フライトソックス)
  • ライトダウン(ブランケット代わり)
  • スリッパ(機内&ホテル兼用)

これに加えて、座席の広さや航空会社のシート仕様によって、エアーフットレスト・フライトシート・ヨックションなど、かさばる系アイテムはその時々で判断して持っていきます。

この記事で紹介したものは、いずれも実際に使って「持ってきてよかった」と感じたものだけ。
これから長距離フライトに備える方のアイテム選びの参考になれば嬉しいです。

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